内角秀人

皆さん、こんにちは。内角秀人です。私は別の同人誌の同人でもありますが、この度縁があって、文藝同人無刀会に入会いたしました。自ら冠する文学賞を持ち、刺激的な作品が並ぶ「空華」で作品発表をしたかったからです。大坪命樹さんからは「かけ持ちでもいいから」との甘言もいただきました。先輩同人である深井了さんが在籍していることも大きかったです。やるからには頑張りたいです。

私が小説を書く理由には二つあります。一つは、真理を探究したいことです。この世の中の真の理とはいったいどこにあるのか、何が真理であるのかを頭の悪い私なりに探求してみたいと思っております。もう一つは自己表現をしたいということです。私、内角秀人が一体どのような人間であるか、日頃何を思い何を考えているか、拙い文章を使って表現してみたいと思います。

私は昭和四十年、芥川龍之介と同じ誕生日に富山県富山市に生まれ、現在も在住です。

野球が好きで、少年野球に始まり、中学、高校と野球部に在籍しました。書く小説の舞台、テーマも野球に関する物が多いです。「また野球小説かあ……」と、食傷気味の方も多いでしょうけどなるべく斬新なアイデアを盛り込んでお届けしたいと思っておりますので、お付き合いしていただければ幸いです。

今はプレーをしていなくて、観戦する一方です。贔屓のプロ野球チームは、千葉ロッテマリーンズです。昭和四十九年、ロッテオリオンズ時代に日本一になってからのファンなので、かなり年季が入っています。関東に住んでいた頃はよく球場観戦に行きました。今はもっぱらテレビ観戦です。

このような私ですが、何卒よろしくお願い致します。

内角さんは、富山に古くからあった同人誌「渤海」にて御活躍なさっていた方で、深井了さん同様、それが廃刊になったために結成された「繋」同人に加入して、活動なさっている先輩です。「繋」同人には、高志の国文学館にて開かれた会合で面識を持ち、その御縁があってお互いの合評会に出るなどしているうちに、内角さんとも知遇を持つことができました。

内角さんの野球小説も読みましたが、明るくユーモアに満ちた温かい作品でした。たぶん、そのような健全な小説を書くだろうので、無刀会に向いているように思われます。当同人は、あまりエログロといったようなドギツい小説を理解する人がいないからです。

年齢も、代表の僕(大坪命樹)よりも四つ上で、ほぼ同世代なので、貴重な戦力になると期待されます。