山山33の架け橋展U

富山市出身の大坪命樹は、大学受験期にストレスにより統合失調症に罹患しますが、頑張って国立大学の東京農工大学に進学します。子供の頃からの夢であるSF作家を視野に入れてのことでしたが、病気がら興味が心理の方に向いていき、純文学を書くようになり、しばらく東京でフリーターをしますが、精神状態が悪化して帰郷しました。

山口市出身の藍崎万里子は、高校時代にモーツァルト没後200年を迎えて彼の魅力に取り憑かれ、偉大な天才に憧れるあまり自分も何かできることはないかと、モーツァルトの長大編小説を書き始めます。親の反対を押し切り、独り上京して執筆しますが、第一部を書き終えたところで力尽き、統合失調症を発症して帰郷しました。

二人とも、精神病院に通いながらも、どうしても小説家の夢を諦めることが出来ませんでした。それで、おのおの自費出版しますが、その縁がありお互いに知り合うようになりました。

この展覧会では、その二人を結んだ数奇な縁と、二人が苦心して書き上げてきた作品の中の一部を、コンパクトに展示します。

  
日時:令和7年4月5(土)日〜6日(日) 9:30〜18:00
場所:富山市ガラス美術館5F ギャラリー2
主催:文藝同人無刀会
入場:無料
※専用駐車場は御座いません。お花は御遠慮お願い申し上げます。