《第一〇回空華文学賞》

「疎開」西小路無為著

第一〇回空華文学賞は、令和7年の秋に募集を開始し、12月31日に締切られました。総数にして、14篇の御応募が御座いました。平均枚数は、94.21枚でした。応募作品は以下の通りです。一次選考通過作品には○を、二次選考通過作品には◎を、受賞作には★を、それぞれ付してあります。受賞作は、左の画像リンクから詳細を御覧下さい。

ライカのゆりかごファラ崎士元81枚
Weekend Crossness桜井直樹150枚
Offshore Rope桂洛太郎79枚
疎開西小路無為53枚
夜の鉄路藤川六十一100枚
ここにいない人音谷慎二125枚
夢現の果て竹中潮79枚
贖罪の礫美佐直秀樹136枚
怨の人豊田旅雉100枚
風のように浅野トシユキ80枚
楽園の向こう側青井ミラ78枚
高円寺出鱈目青年根本外三郎95枚
生〜預かりもの〜萩ならて68枚
一世紀後の日常浪漫マロン95枚

今回は、初めはいつになく作品の集まりが悪く、賞を開けるかどうか懸念したのですが、〆切近くに纏めて応募があり、なんとか14作を集めることができました。御応募戴いたみなさま、大変ありがとう御座います。

下読みは大坪命樹が担当しました。今回も、充分校正のなされていない作品が目立ち、誤字や文法間違いと思われる語句が、多くの作品に見られました。もう少し丁寧に、校正や推敲をすることを、お勧めします。せっかく内容が良くても、誤字や文法間違いは、作品の印象を悪くします。

そんな中、一次選考は4作品通りました。その4作品について3人の選考係で、二次選考を行いました。すなわち、大坪命樹、藍崎万里子と、昨年同人に入会した海凪悠晴の3人です。例の如く、提議性・技巧生・芸術性・好悪性・人道性の5指標で、それぞれ10点満点で評価しました。すると、一つの作品だけ飛び抜けたのですが、再読したうえでの最終選考の必要もあり、次点の作品と2作を残して、最終選考を行いました。

選考係がおのおの再読した後、最終選考会をオンラインで、1月21日に開きました。2時間余りの討論の結果、「疎開」西小路無為著が選ばれました。

西小路無為様、おめでとう御座います!

■受賞作の感想